日本の会社の「モノ創り」の凄さをみた!
2011年 11月 21日
モノ創り…。
それは繊細でクリエイティブ・・・。
「モノ創り」は、世界に発信するまさに「日本の誇り」だと感じる。
今回はコラぼる会、会員の上田製作所さんにお邪魔してきた。
上田製作所さんは、環境機器・物流機器・電気機器を主に扱い、いわゆる「鉄でモノを創る」企業だ。


鉄を切って、曲げて、引っ付けて・・・、どんなモノにでも加工する。
今回はその「モノ創り」について見学を行ってきたので紹介しよう。
今回見学させていただいた「モノ」の作成工程は、まずは原画の取り込みから始まる。

コンピューターに落とし込んだ画像をもとにポイント取りを行うのだ。


ポイント取りの完成。

それを工作機器のコンピューターにデータとして転送する。

これが今回使用する加工機械だ。

データとして送られた情報をもとに、レーザーが鉄に命を吹き込む。



まさに鉄に命が吹き込まれて形となった瞬間。

技術者にとって、まるでわが子を愛おしむような瞬間のようだ・・・。

このままではバリが刺さるので、愛情を込めて磨き上げる。

プロは少しの凹凸も許さない。
ここでちょっとお手伝い。素人には難しい。


作業はここから緻密を極める。
シンナーのプールでジャブジャブ。
塗料をきれいに乗せるために表面の油を洗い流す。

そして、工業用ドライヤーで細部を乾かし、さらに麺棒で埃を拭う。


ひとかけらの埃も許さないプロのこだわりに、ただただ茫然・・・。
こうしてラッカーにて色づけ作業へ。

綺麗に色づけされた「モノ」。

暗闇で色の乗り具合を確認。

こうして、命を吹き込まれた「モノ」はたくさんの愛情を受けて完成へといざなう。

あとは、渇いたところで、ひもを通し、いざ皆様のもとへ。

モノがあふれている今の時代。
職人さん達の確かな技術と情熱に触れ、モノに対する価値観が少し変わった。
「モノ創り」
それは無から有を生み出す。
確かに吹き込まれた命は、形となって人に確かな感動を伝える。
そう、大切な「日本の誇り」なのだ。
取材先 : 株式会社上田製作所 太子工場 http://ueda-ss.co.jp/
兵庫県揖保郡太子町広坂130 (電話079-277-2271)
文責 : まこ