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2010年 01月 27日

かもの法則 ~脳を変える究極の理論~
著者:西田文郎
何か新しいことを始めるとき、頭の中で
「できないかも」「失敗するかも」という言葉が浮かんでいませんか。
「かもの法則」は、それらを「否定的なかも」と定義づけ
「できるかも」「成功するかも」という肯定的な受け止め方を
単なるポジティブチェンジではなく、潜在的な能力を引き出す
一つの方法として紹介されています。
印象的な言葉は、
"人間は放っておくと過去の延長で生きてしまい
過去の経験等が心理的な限界を作ってしまう"
どうせ、

ダメに決まっている
負けるかも(勝てないかも)
成功体験のない事象に対しては、無意味な強迫観念に
捕らわれたり「否定的なかも」が脳裏に浮かんできてしまうのです。
日頃からの小さな成功体験や確実にできる事を積み重ねていくことで
自信を付け、どうしても「確信」「断定」ができない事柄に対しても
まずは、
肯定的なかも→実行(行動)→確信
へと自分を誘うことで
秘めた力を最大限引き出す工夫をすることが大切だと説かれています。
私の経験からもこの「根拠のない自信」にも似た「肯定的なかも」
を使うことで、結果は間違いなく変わってきますし、そうすることで
集中力も高まります。
みなさんも経験されたことがあると思いますが、
人は否定的なことには、なんの努力もしようとはしません。
ダメと分かっていることや無駄と思う努力に対しては"やるき"が出ないのです。
そして、それでも筆者は
願望だけの努力はしてはいけない
苦しいだけの努力はしてはいけない
つまらない努力はしてはいけない
とも説いておられ
希望に満ちた事柄や楽しみや好きなこと(人)に対しては、
あれもこれもついでにこれもと、どんどんアイディアが湧き、
意欲的になれるのです

つまり、好きな女性

花を贈る
送迎をする(手間をいとわない)
食事や映画に誘う(おいしいお店を探してまで)
など
無償の愛を捧げますよね>男性諸君!

筆者はそうした脳の生理やしくみについても詳しく紹介されていますので、
平素から「否定的なかも」を多用されている方には納得のいく一冊となっています。
ちなみに、「否定的なかも」がどーしても先に出てきてしまう人は
無理やり「肯定的なかも」に変えることはできず、そのままにしておく方が良いそうです。
その代わり
「否定的なかも」が浮かんできたらその「原因(why)」を探る前に
「どうしたらできるか(how)」を考える方が良いと説かれています。
文責:中島

by koraborukaiorg
| 2010-01-27 11:03
| 読書
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